毒を喰らわば皿まで。

個人的な思い込みとかを、暇な時に書きます。

僕。

一人称が統一されつつある。もちろんあくまでも僕の、個人的な話だ。

以前は「俺」と「僕」を併用していた。割合で言うと7:3くらいで「俺」優勢だった。ところが最近、とっさに出てくる一人称が「僕」だということに気づいた。実はこの日記を毎日書くようになったあたりから、基本的に一人称は「僕」にしようとなんとなく決めて、それを守っている。その影響が実生活にも影響しているのだと思う。

一人称は難しい。なんとなく「僕」というと、お坊ちゃん的な、ナヨっとしたイメージである。対して「俺」は、男らしさをかもし出す一方で、どこか野卑な、粗暴な印象を受ける。こうしてみると、「僕」と「俺」の間にイメージのスキマを感じないだろうか?僕自身、お坊ちゃんではないし、かといって男らしいというわけでもない。正直とっさに「僕」という一人称が出てくるようになったものの、その自分に違和感を感じてさえいる。かといって「俺」と言ったとしても、別の違和感を感じるに違いないのだ。この間を埋める一人称が欲しいところである。

「私」では堅苦しい。我、わし、自分、拙者、我輩、余、朕、麻呂、小生、手前……どれも使えたものではない。新しい一人称を作るのはどうか……実は意外と需要があるように思える。同じように思っている人が大勢居るはずである。

そこで僕はここに新しい一人称を提案する。「僕」と「俺」の間をとって「ぼれ」、もしくは「おく」でどうだろう。「ぼれ」はともかく、「おく」なら漢字も奥、億、臆、憶、屋とある。好きなのを使えばいい。

言語は生き物だ。定着すればそれが辞書に載り、やがて常識になる。「ぼれ」、「おく」が隙間を埋める一人称として認められるかどうかは君たちにかかっているのだ。

僕は使わない。