毒を喰らわば皿まで。

個人的な思い込みとかを、暇な時に書きます。

久々に間違える。

 常々自負していることがある。僕はメシの量を間違えない。これはもはや絶対に近い。世の中に絶対などというものは絶対にないわけだが、その中でも限りなく絶対に近いのが、僕がメシの量を間違えないということだ。

 ここでいうメシの量を間違えないというのは、自分が欲しいと思った量と実際に食べられる量の差が小さい(或いは無い)ということである。とはいえ、僕も人間だ。若気の至りで間違えたことはある。それは認めよう。だが、ここまであからさまな過ちを犯したのはこれが初めてである。

 メガマック。奴をナメていた。完全にナゲットとポテトは余計だった。メガマックを完食したあとのナゲットですでに敗色は濃厚。ポテトに至っては惰性だった。生まれてこの方、ここまで惰性でポテトを食したことはない。屈辱である。広告と実物の見た目の違いに騙されてはならない。まるでレーションのごとき高カロリーはデータ通り。奴は間違いなく怪物(モンスター)だ。

 メガマックはおそらく食事ではない。「若さ」或いは「無鉄砲さ」などを周りにアピールするための小道具(アクセサリー)である。完食できなかったとき、人々は自らの「老い」と「分別」に気づくのである。若作りの年寄りが醜いのと同じだ。ファッションとしてのメガマック説。僕はこれを提唱したい。